KING OF PRISM PRIDE the HEROが紹介されたラジオに菱田監督がゲスト出演したので書き起こしました
7月7日深夜24時(8日土曜午前0時)、デッキーこと出來谷英剛さんがパーソナリティーをつとめる、すまいるエフエム(FM76.7)で放送されているラジオ番組『デッキーの映画CaaaaN!!』(通算354回目)内でKING OF PRISM PRIDE the HEROが紹介されました。
再放送も終わってしまいました(実は上記リンク先のデッキーさんのブログでは日曜26時再放送と書かれていましたが、実際は28時、つまり4時からでした。知らなかったり聞き逃した方も沢山いたと思います。)
ので、
菱田監督出演部分のインタビューを執念で書き起こしました。
問題があれば消します。
結構縦長です。長いです。
なるべく雰囲気を残そうと頑張りました。一部聞き取れなかった部分や、誤字脱字ご容赦ください。
さて、お待たせいたしました。
今日は最後に夏休み直前スペシャルといたしまして
映画ファンの皆さんに、是非チェックしていただきたいアニメ作品を紹介させていただきます。
「KING OF PRISM PRIDE the HERO」(キングオブプリズム プライドザヒーロー、通称キンプリPHまたはキンプラ)
皆さんはこのアニメ、キングオブプリズムという名前を聞いたことがありますか?
もしかすると、報道番組で見たことがある、という方もいらっしゃるかもしれません。
というのは、このアニメは報道番組でも特集が組まれたほどの社会現象を巻き起こしているアニメだからです。
このアニメの一作目は去年2016年1月9日に公開された「劇場版KING OF PRISM by PrettyRhythm」(キングオブプリズム バイ プリティーリズム、通称キンプリ)なんですが、じわじわと口コミなどで評判が広がり、およそ一年にわたって映画館で上映されていたんです。
去年というと皆さん夏休みに公開された新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」の大ヒットを覚えている方も多いと思いますが、その裏で、もう一本すごいアニメが上映され続けていたんです。
しかも、この映画がすごいところはこちらにも、熱狂的なファンがついているということ。
なんと、応援上映というものがあり、映画館にペンライトを持ち込んでペンライトを振り、一緒に歌いながら映画を楽しむという方が少なくないというのが、報道番組でも取り上げられた一因でもあるのです。
一緒に歌いながら映画を見るというと、2014年のディズニー映画「アナと雪の女王」が記憶に新しいところだと思いますが、ある意味で、そういう色んな部分が整ってきたときに、満を持して登場したのがこのアニメと言えるかもしれません。
ぼくは今回はじめて知ったんですが、確かに面白い要素がいっぱいで、見終わると元気になるというのが分かりました。
前作については、すでにDVDがレンタル中ですので、今回このKING OF PRISMをはじめて知ったという方は、まずがDVDをご覧になってください。
というわけで、ここからは一作目の物語りも絡めてあらすじをご紹介いたします。
物語は七月七日、七夕の夜から始まります。
中学三年生の男の子シンは、河川敷を自転車で走っているときにルヰ(るい)という男性と出会い、ルヰから人気実力共にトップクラスの男性アイドルグループ「Over The Rainbow」*1のコンサートチケットとペンダントを渡され、このペンダントにコンサートを見せて欲しいと頼まれます。
ルヰの涙を見たシンは、その願いを叶えるためにコンサート会場へ急ぎます。
Over The Rainbowはコウジ、ヒロ、カヅキの三人によるグループで、アイススケ
ートをしながら歌うというスタイルがウリのパフォーマンス「プリズムショー」を行うタレント、通称「プリズムスタァ」でした。
はじめてプリズムショーを見たシンはその魅力に圧倒され、帰り道には自分もプリズムスタァになりたいと思うほどでした。
そんな時に偶然シンを見て、シンにプリズムスタァとしての才能を見出して声をかけてきたのがプリズムスタァ養成校「エーデルローズ」主宰の聖(ひじり)。
この出会いをきっかけにしてシンはエーデルローズ所属のプリズムスタァになるべく、養成校に入学することになりました。
シンが見たグループOver The Rainbowもエーデルローズ所属ですが、所属するタレントたちも一緒に暮らしている寮はボロボロ。
実は、プリズムショーの創立者*2が死んだことで内部分裂が起き、エーデルローズに対抗して、一度はプリズムショーから追放された男、仁(じん)が新たにシュワルツローズを立ち上げ、エーデルローズの生徒たちを移籍させてしまったんです。
エーデルローズとシュワルツローズの戦いが激しさを増すなか、Over The Rainbowが突然活動休止を宣言しました。
さぁここからが現在公開中の新作のあらすじとなります。
シュワルツローズの仁はエーデルローズが抱える100億円の借金のかたとして、なんとコウジが作った曲「pride」をエーデルローズ所属のアーティストが使えないように手をまわします。
さらに、なんとコウジがシュワルツローズの新しいグループ「The シャッフル」に曲を提供するという衝撃のニュースが入ってきたんです。
逆境にさらされるなか、プリズムキングを決める大会「プリズムキングカップ」の開催が決まり、エーデルローズは三人の出場枠を得て、シンたちは代表権をかけてトレーニングに励むことになります。
しかし、Over The Rainbowのヒロとカヅキはそれぞれ新しい道を模索していました。
さらにシュワルツローズから嫌がらせが続くなか、エーデルローズのメンバーたちは自分たちに出来ることに力を注いでいきます。
果たして、プリズムキングカップに出場する三人は誰になるのか、そしてシュワルツローズの暴君アレクサンダーはプリズムショー自体に反旗を翻します。
ルヰがシンをオバレのコンサートに行かせた理由とは?
エーデルローズの聖とシュワルツローズの仁に隠された秘密とは?
ヒロの母親が隠していることとは何なのか。
それぞれの思いが交錯するなか、プリズムキングカップで何が起きようとしているのか。
と、いうことで、
今日は、このデッキーの映画館にKING OF PRISMシリーズを手がけている監督、菱田正和(ひしだまさかず)さんが遊びに来てくださいました!
デッキーさん:
―今日はよろしくお願いいたします。
菱田監督:
よろしくお願いします。
―さて、最初にお話したように前作キンプリが2016年1月9日の公開から、なんと一年にわたってロングラン上映となったうえに、ペンライト、いやまぁ今はサイリウムって言うんですけど、これを持って応援しながら楽しむ応援上映というのもあって、その熱狂がニュース番組で取り上げられるなどの社会現象にもなってる作品なんですが、ちなみに監督!
はーい
―そ・れ・は、狙い通りだったんですか?
いや、ぜんっぜん狙ってないっす。
―あ、そうなんだ。
いや、あのーもうあのー、2、3週間で上映終わるかな?と思ってたんですけど、もうホントみんながSNSで呼びかけてくれたりで、なんか口コミでとにかく広がってですね。まさかこんなに、ねぇ。
下手すると今も上映してくれたりしてくれてるところもあるので、ホントもう驚いてます。
―じゃあもうホントにこれはファンが、見たファンが、どんどんどんどん増えていって、映画館にサイリウムを持って一緒に応援みたいなやつもファンが自発的に始まった?
一応応援上映っていう形は、前のシリーズというか映画であったんですけど、それを踏まえて応援してきてくれたファンがさらに進化させたっていう形ですかね~。
―そう!すごい、そういう盛り上がりもねー是非皆さんにはね。
今日ね、多分はじめて知るっていう方もいらっしゃると思うので、改めまして、この作品について監督に今日はお話をうかがっていくんですが、
まず、この作品はどうやって生みだされたものなんですか?
えーっと、そもそもテレビシリーズ三年間やってきたんですけど、基本的にはそこでやってきたことと、まぁあんまり変わってはいないと思うんですけどね。
主役が女の子から男の子に変わったかなぁ、ぐらいな感覚で僕は作ってきてるんですけど、なんかあのよく、こう聞かれるんですけど、僕としてはごく普通な流れで作ってるんですけどねー。
―うんうんうんうん
なんかおかしいですかねー?
―いえいえいえ
あっはっはっはっ(笑)
―なんか、前回、その、監督がまず手がけてらっしゃったのが「プリティーリズム レインボーライブ」という女の子たちが出てくる作品で、今回そこに出ていた男の子たちを今度は主役にしたっていう、オリジナルの、ほんとにその、結構アニメっていうと、原作があってっていうのとかを思われたり、あとはそうやってずーっとテレビでやってるやつの映画版みたいな感じを思われる方もいるかも知れないんですが、実はこれはそういうのではなく、完璧に、物語とかもオリジナルっていうところが
ま、一応原作として、ゲーム筐体、アーケードゲーム筐体があったんですけど
―あ、そうなんだ
なので、突飛なというか、他とはちょっと違う特殊なものとして見られてる「プリズムジャンプ」ってあるんですけど、それはそもそもはゲームの中にあったんで、で、それをアニメで三年続けてやってきて、そっからどんどん進化してったら、こんな感じになっちゃたんですよねーー
―へーー
―アイススケートをしながらコンサートで歌を歌ったり踊ったりっていう組み合わせは?
それはあの、ゲームであったということですね。
―へーー
なんでスケート靴なのかとかそういうのは僕もわからないってことですね。
―でもそこの面白さに惹かれた。
まぁでもやっぱそうですね、三年間テレビ作ってきて、150本以上そういうのを作ってきて毎回、うーん、なんか、最近はスケート靴履いてないと物足りない気分にはなっちゃいますねー
―(笑) あっ、そんなに(笑)
はい
―あ、ぼく今回、映画で、PRIDE the HEROを、今日紹介してるのは二作目なんですが、前作から見ても、とにかく「元気になるな!」っていうのをものすごく感じて。
そうですよねー。なんかあのー、ちょっと今回は特にですね、うだつの上がらない20代30代の男の子は映画を見たあとに、家まで走って帰るような元気を与えられたらなーと思って作りました。
―うんうんうんうんうん
なんかホントに、もうこれはね、皆さんね、百聞は一見にしかずなので、是非映画館でこのすごさをまず体験して欲しいんですけど。なんかね、ホントみんなを元気にしてくれるチアリーディングみたいな映画だなって。
ああでもそうですよね、それがなんかどういうわけか「キンプリをキメる」とかいう言葉につながってんすかね。みんななんかね。
―あー
「一発キメてくる」みたいな言い方をしてて(笑)
なんなんでしょうねー、これねー一体ねーみんなねー
―これね、発案書(?)*3にも一年以上にわたって前作がっていうのも、見るとね!分かる!
ほんとにあの、ぼく今回前作はDVDで見たんですけど、毎日見たくなる!
へぇえええええ
逆になんで前の、その、何回も見れるかを聞きたいぐらいなんですよ、僕は。
―えっ?!そうなんですか?!
あはははは(笑)
なんで、なんでなんだろうっていう
―じゃそこも、監督としては、その、熱狂というかハマりぶりは予期しなかった?
全く想定してない。特に前回のキンプリは全く想定してなくって、それも何回も見てくれてるって本当申し訳ないなって気持ちでいっぱいで
―えー?!
そういうのもあったので今回はとにかく、物語のなかの密度を上げて、何回見ても、何回でも見られるようにと思って僕なりに考えて作ったんですけどね。
―あーー
あの主人公の男の子のシンっていうのが「みんなを笑顔にしたい」っていう純粋なひたむきさとかがすごく伝わってきて、そこらへんも、「あ、アイドルはそういう仕事だよね」みたいなところとかの部分とかも、すごく面白く拝見して。そのリアルさと、そのアニメらしいところのミックスさ加減とかそういうところがものすごくバランスが良くって、面白くって。
へええええええ
うーん、なんで何回も見れるんですかねーとかゆってね(笑)
―あはは(笑)
いや、なんかねー
シンちゃんはすごいかわいくていい子なので、僕も好きですけどねー
―ぼくがあの、今回思ったのが、歌を使っている部分が面白くって、オリジナルの曲と共に、みなさん多分知っていると思うヒット曲のTRFさんのEZ DO DANCEとかBOY MEETS GIRLとかを使ってるので、ちょうどぼくの高校時代のヒット曲だったので、歌えるのがすごく楽しかった。っていうところが。
そうですね、僕も学生時代だったんですけど、これを何回も聴きましたね。CD持ってたし、今でもあるし。や、こんなことってあるんですね。
はっはっはっはっ(笑)
昔若い頃聴いてたものを取り扱うなんてことがまさか起こるとは思いませんでしたよー。
―ちなみに、いま、そう、思わなかったっていう、それを今回、映画のなかで使ったっていうのは、一番印象に残ってたからですか?
これはテレビシリーズ、プリティーリズム レインボーライブっていう作品をやってたときに、えっと1クール目、2クール目のそれぞれのオープニングがTRFさん(の曲)だったんですよ。で、えっと、もちろん歴史、も深いしというか、その、僕らにとってはやってきたものだったので、これはまた是非使いたいということで、使わせてもらいました。
―それとともに、オリジナルの曲も、すごく印象に残るものが多いんですが、監督、このオリジナルの曲を作るときに、こういう感じにして欲しいみたいなそういう要望とかは?
あーいい質問ですねー
大体ですね、早く曲欲しくって、その曲の歌詞を聴いてストーリーを考えたいなっていつも思って作ってるんですけど、なかなかエイベックスの西さんが上げてくれなくてですね。いつも僕のシナリオが出た後に、そのシナリオを踏まえたうえで曲を作ってくれるんで、いつもぴったり作品に合った曲が上がってくるんですよ。びっくりするくらい、あの、脚本読んだのか?っていうくらいびっくりするぐらい、歌詞がぴったり作品に合ってるんですけど。まぁシナリオ読んで作ってるからそりゃ当然なんでしょうねっていうね、はい、感じです。
―それ以外には、こんな感じの曲調でみたいなそういうイメージとかは別に伝えない感じですか?
あっ、や、えーと、一応、今回の映画に使われているわけではないんですが、去年映画やったあとに出たキャラソン、エーデルローズ生のキャラソンを作るときに、カケルは絶対にラップを歌わせてくれってお願いして、ものすごいエイベックス西さん*4に難色を示されたんですけど、もう僕「ヤダヤダ」って駄々をこねたらラップにしてくれました。
―ほんとに裏話ですね(笑)
そうですね、はい。
―そう、声優さん自らが歌ってる。声優さん歌もうまいですよね、ほんとに。
これは、最初にキャスティングするときに歌が歌えるのは絶対条件で、デモテープをもらって、皆さんの歌のデモテープをもらって選んでますので、そこ間違いないと思います。
―そーなんですね。だから、ほんとにね、そこらへん聴きどころが、すごく、ある。見どころも多いし、聴きどころも多いしっていう作品になってるんですけど。
あの、なんかでも、ぼくアレクサンダーが、あのものすごくストリートの格闘系っていえるようなキャラなのに、やっぱりバトルはダンスなんだなってっていうところとか(笑)
いやいやいや
―そのギャップ感!あと、歌もものすごくうまくって、なんかそういうのがね、すごく面白くって(笑)
アレクというか、武内君*5は歌うまいっすよね。僕らもびっくりしました。デモテープもらったときに、彼はなんか知んないんですけどアカペラで出してたんですよデモテープの曲を。うまいし、あんなにすごい声。野太い声を出しながらも高い高音で歌うって言うね、なんかこうアンバランスさが素敵ですよね。
―そうそうそう、そういうところがね。結構ねー、面白いんです(笑)
そのギャップとかもホントに面白いんだけど、この!アレクサンダーの、振り付けが微妙にかわいいですよね(笑)
ああーー、あれはでもねーーえーっと、そもそもで言うと、そのEZ DO DANCE、Prizmmy☆(プリズミー)さんがEZ DO DANCE歌ってたときのPVがあるんですけど、そのときの振り付けを基本的には使ってる。ちょっと多少変わってる部分はあるんですけど、ベースはそれなんですよ。
―そうなんだあ!
そのPrizmmy☆さんはプリティーリズムのレインボーライブのときの、OPを歌ってくれたんですけど、その流れで使ってるという感じです。
―他のダンスの振り付けとかも、みんながね、覚えやすそうな感じにすごくなってて
そうですね。あの、やっぱり、モーションキャプチャーで撮ってるんで、人間が踊れるようなダンスしか撮れないわけですよ、モーションが。だから多分そういうのもあるのかもしんなっすねーとか言って。
ほんとは僕は「空中で三回回ってください」とかよくキャプチャー撮ってるときに言うんですけど、「それは出来ません」って当たり前ですけど言うんです。「三回転ぐらい宙返りしてください」とかいうんですけど、「それは出来ません」って言うんですよね。やっぱあの、普通のダンサーさんなんで。やっぱ多分その辺でそういうことになってるんじゃないすかねー。
―あの振り付けに関しては監督はなんかこうこんな感じーみたいなのは?
一応最初に大体のイメージは伝えますけど、細かい指示は現場で一つ二つぐらいやるぐらいで、基本的にはダンサーさんにお任せしてる感じです。
―あ、そうなんですね。
やっぱりなんか、ものすごくアイドルらしいなっていう、振りが面白かったので。
それはオーダーでちゃんとお願いしてるんですけど、やっぱりそのアイドルらしい・・・例えば「お客さんにもっとウインクしてー」とか「投げキッスしてー」とかそういうのはお願いしたりしますね。
―あーー
そういうのやっぱ、振り付けさん、っていうかダンサーさんに、そういう感じでっていうと、テンプレというか、動きの、こいうのをするとアイドルっぽいーみたいなのあったりとかするものなんですか?
一応その、踊る人、それぞれのキャラクターの踊る人によって、ダンサーさん変えてもらってるので、この人はもっとダンサブルな人とか、こっちの人はバレエっぽい感じにしてあったりとかっていうので、その辺はなんか舵取りしてもらってます。
―そうなんですね。すごいすごい。
ほんとにね、それぞれのキャラクターに合った、ダンスのところとかも多いから、もっと見たい!ってすごくこう、思うのがすごく多いので、是非皆さんにはそういうところも楽しんで欲しいんですけど。
あの、えっと、ユキノジョウ
ほうっ
―歌舞伎俳優っていう設定なんですけど、あれ、藤娘踊ってますよね?
そうですねー。
まんまではないんですけど、一応まぁ藤娘のまぁビデオというか、踊りを見て、色々と、はい、参考にしてます。
―そういうところとかも、すごくあの、凝ってて「おおー!」って多分見る人が見ると面白いってなるところだと思うんで
そうですねー
―そういうところも。
あと、今モーションキャプチャーをダンスのところで使ってらっしゃるっていうお話だったんですけど、やっぱりその動きがものすごくなめらかで、あのー多分皆さんは去年だったと思うんですけど、アニメ映画の「ポッピンQ」っていうのがあって、あれでも多分ダンスのところのなめらかさはあれを使っていたような気がするんですけれども。
こういうモーションキャプチャーって、ダンスシーンを作る魅力ってどこですか?
まぁやっぱりそれは、そうですね、僕らはこのアニメを作ってる立場なので、ダンスを作画でやるっていうのはすごく大変なんですよ。
―あっ、そうなんですね。
僕たちはこのプリティーリズムシリーズからダンスを3Dを使って表現するっていうのを結構その時代的には先駆け的にやってきていて、どんどんどんどん技術も積んできて。なので、色んな結構作品と違って、色んなチャレンジをして色んなことが出来てる状態になってるんですよ、今現在として。
なので、ただ動かすことは苦も無く。
こんなこと言うとCGディレクターの乙部さんに怒られちゃうんですけど、まぁ他よりも比較的やりやすい状態で作品を作れてる。
僕たちはさらにその上になんかプラスアルファーして色んな試みをしたりとか、やったりできるので、そういう意味では、そうですね、あの、ダンスの映像だけでも十分に目が釘付けになるという状態のクオリティで出せてる。っていうところあたりが一番の僕らの武器なんじゃないですかねー。
―うんうんうん。
そういうダンスシーンとかでは面白かったのが、意外と格闘技系が、あのー表現も、ダンス“バトル”っていうところで出てくる表現がすごく。
多分絵柄とかを見たりすると、みんな女性向けなのかな?って思っちゃうかもしれないんですけど、男性が見ても「おおー!」っていう、かっこいいドラゴンとかが出てきたりとか、おっきな刀?*6が出てきたとか、そういう部分とかの映像が面白くって
あのへんは全部モーションキャプチャーを使わずに、手で全部付けてるんですよモーション全て。
―えーー
結構あのアナログでというか、大変なんですけど、でもそんなこともやってのけるCGチームなので、もう、あの、好き放題やってます。
―あーでもなんかその、色んなのが組み合わさってるところがまたこのアニメの魅力になってるなっていうのがすごく。
まぁでもさっきも言いましたけど、20代30代のうだつの上がらない、うだつの上がらないっていうと皆怒るかもしんないんすけど、男たちに向けて作ってる部分もあるので、そこはやっぱり熱く、力強く、激しく、やってもらってます。はい。
―だから、結構この作品って、仲間同士の友情とかライバルとの戦いとか、あとちょっとリアルなところだと芸能事務所同士のちょっと戦いとかも(笑)。盛りだくさんで描かれてて。で、今回に関してはさらにスポ根の要素も。
まぁ。まぁまぁ、最後はやっぱり根性ですからね、なんでもねー
―あははははは(笑)
やっぱり大事ですよ。こんなデジタル化した時代ですけど、やっぱり最後は歯を食いしばってがんばるってのが大事だったりするんでね。
やっぱ汗流さないとね。
―ふふふふふふ(笑)
ははっ(笑)
―是非ね、そういうところとかもねー。
あのだから男性の方にもね、この作品、今監督がおっしゃってるみたいに、20代30代のちょっとうだつの上がらない方が見たりすると、そこでやっぱり元気に、元気をもらえると思うので。
うだつの上がってる人はさらに元気になってくれると思います。
―そう!
誰が見ても元気になると思う。
そうっすねー
―ホントねー変なカンフル剤とか使うくらいだったら、これを是非。
変なカンフル剤が何か教えてもらったんすかね。
―あはははは(笑)
(笑)
―と、思うんですが、
そのそういうところとかも含めてのライブの面白さとともにですね、前作の時に、最後、ラストシーンでシンがステージに出てきたときに「誰あれ?」みたいな、そういう観客の反応のリアルさも、うわーわかるその気持ちーみたいなところとかもわかるのとともに、
面白いのが、女性キャラの顔がちゃんと描かれてないモブ状態みたいなので出て、セリフが出て、自分たちでアテレコ状態で出来る参加型っていうのを、ぼくは映画ではじめて見て、「お!新しいな」って思うのと同時に、応援上映のときに来ている皆さんがそこで一緒にセリフを言うっていうのを聞いたときに、「ああ、わかるその気持ち」っていうのすごくおもしろって思ったんですが。
もう、これはそのキンプリやる前にやった劇場版プリパラ*7っていうのでも何度も応援上映やってきたんですけど、そのときに僕監督やって、ファンの人たちを間近で見てきて、もうファンのみんなはしゃべりたいんですよ、応援上映の時に。
しゃべりたいけど、応援くらいしかできないっていうふうになっていて、もっとなんか他にしゃべる方法があるんじゃないかなと思って考えたのが、ああなっちゃったってことですねー。
そしたらまぁみんなよくしゃべってくれたんでー。はい。なんか、新しいものはないかなって今は模索中ですけどね、またね。
―あーー。
なんかそういうファンの反応を見て、でそれでまた監督が今度はこれでどうかな?みたいな対話して作り上げてる
そうそう
―みたいなところがこの作品の良さにつながってる感じが今すごくします。
まさに対決ですよ。
―あ、対決なの!?(笑)
ファンと対決して作ってって、僕はその“プリズムアフレコ”*8っていうのを編み出して、出したつもりでいたんですけど、逆にあの向こうが、というかファンの人たちが、サイリウムを使って“プリズムアクション”*9っていう動きで、僕に反撃してきたんで、今回はそれに対抗していうか、向こうが、相手がサイリウムを使って動いてくるというのは分かったので、
―あっはっはっは(笑)
今度はそれにたいして僕がどういう手を打とうかな?っていうことで作ったのが今回のこれですね。キンプリ2(KING OF PRISM PRIDE the HERO)の。
―ほんとにすっごい面白い(笑)
でも、ほんとにさらにその、監督の挑戦をさらに受けてたったファンの方がさらにどう出るかっていうのが、じゃあ今楽しみですね。
そうですねー。どういう風に返してくれるのか、楽しみですねー。
―(笑)
ぼくね、このなかで面白かったのが、あのはじめの出てくるコンサート会場が、ニューナショナルスタジアム。
はい
―没になった、ザハ・ハディド案に似てるなぁと思ったんですが
あー多分ねーそれだめだと思いますけどね*10
―(笑)
あっはっはっはっ
そうですねー。ああいう国立競技場、じゃない、ナショナルスタジアムを見てみたいなーと思ったんですけど、やっぱりーもっと地球に優しくなきゃいけないのかなーと思って、新しいやつは木造で作り直したんだと思いますけどね。
―あははは(笑)
はは(笑)
―映像で見ると、あ、なんかね、超近未来的ーとかって思って。
そうですよね
―それが、この世界観にものすごく合ってて。
はい。
一応このキンプリというかプリティーリズムの世界は、20年以上前のバブルが崩壊しないまま今に続いてるっていう設定なので、結構建築物にはお金をかけていいんですよ。
―あーはいはいはい。
そういう世界観なんですね。
そう世の中もだから羽振りがいいっていうね。
―そうするとーシン君が持っていたアリーナ席6000円っていうのは、意外となんか、そういうのから考えると、これはお買い得なのかなーとかって思うんですけど。
これはねー安すぎるってなんか西さんに怒られてるんですよねー。
―いくらぐらいが妥当だったんですかね?
いくらぐらいなんすかねー。
8000円くらいだったんすかね?いや一万円くらい払わなきゃいけないのかな?あれ。いや違う?僕わかんない。んー
―だんだんだんだん、こういうコンサートとか皆さんよく行ってらっしゃると、一万円超えるものが増えてきてるなか。
そうなんだー。
僕が行ったことないのバレましたね、じゃあねー。
―あははははは(笑)
(笑)
―だから、なんかそこらへんがファンに優しいとかってちょっと思う値段設定とかって。アリーナでそれなんだ!って。
まぁ一応渡したルヰ君が高校一年ぐらいの設定なんで、まぁ高校一年からしたら高額かなって、ていうことでね。
―でもなんか、それでこういうのが見られるっていうのが、でも実際にあったらすごく面白いってすごく思った。
でもまぁ一応安いって言われたときに、
そのオバレは借金のかたで全部色んな権利を法月仁に取られてるんで、儲けても一円のエーデルローズに入らないということで、利益無視の金額がその値段だって言ってます。公式では。
―素敵素敵ー
ふふっ(笑)
―そうあのーものすごくあのこの作品、コンサートのところも含めて衣装がすごく凝ってるなって思って、ぼくそういうところも楽しみで拝見してたんですが、あのエーデルローズとシュワルツローズの制服がちょっと軍服に近いようなデザイン。
あー。まぁまぁシュワルツローズそんな感じですよねー。
―うんうん
エーデルローズは、エーデルローズ自体はえーとこれはテレビシリーズの頃から使ってたものなので、基本的には変わってないんですけど、確かにシュワルツは軍服っぽいですね。
―ああいうところが、なんかコスプレ的なかっこよさ。を、ちょっとなんか思ってたんですけど
あーまぁねー
―そういうところの衣装とかは、特になんかそこでなんかそこは?
んーーまぁやっぱりシュワルツローズは規律が厳しいっていうのがあるので、かなりしっかりしたというか、そんな感じの軍服に近いようなものになりましたよね結果的に。うん。
―うんうんうんうんうん
なんかねーそういう着たときのかっこよさっていうのを、是非皆さんにもね、ちょっとそういうところの楽しさも見て欲しいんですけど。
実際にね、コスプレ作って来てくれて、着てる方もいっぱいいらっしゃるのでほんと嬉しいですよねー。
―ちなみに、シュワルツローズの総帥の仁が、仮面を着けてお風呂に入ってるのはなんでなんですか?
あっはっはっは(笑)
あれはーあれですよ。紳士のたしなみ。
―あははは!(笑)
(笑)
―たしなみなんだ(笑)
たしなみですね、あれは。
―ああなんか、ああいう、笑どころっていうのがー
いえいえ
―急に入ってくるっていうのが
紳士の、たしなみです。
―すごい面白いなーって思って
ああそう?へぇー
―なんかそこのバランスがすごく面白かったです。
まぁ紳士のたしなみですからねー。
―たしなみですからね。
監督もやるんですか?
ああ僕もやりたいですね
―(笑)
シャンパングラス持って
―仮面着けて
「グロリアス・シュワルツ」って言いたいですね
―そうそうそうそう、そういうところがね、女性だけじゃなくって、男性が見ていた、なんていうだろう、格闘ゲームとかじゃないけどアニメとかじゃないんだけど、そういうところの要素も入っているキャラ付けみたいなところが、すごく面白いなと思って。そういうところのミックス具合とかもぼくは見てて楽しめたところだったんですけども。
そんななか、男性キャラクターを取り揃えましたって感じで、多分ご覧になってると、好きなキャラクターが絶対にいると思うので、そういうところで自分はこのキャラクター推しみたいなそういう楽しみ方もぼく出来るな、と思ったんですけれども、そういうところとか、キャラクターって考えるときには?
最初はそのこういう女性向け、的なアニメは、いわゆる、いっぱいそういう作品はあるので、もうテンプレート的主人公はこういう子でっていうのはあると思うんですよ。
で、最初はそれに沿って作ってこうと思ったんですけど、スタッフたちからなんかもっと新しいもの、っていうか違うものを作りたいっていうのがあったので、じゃあみんなでどういうキャラ出したいかっていうのを持ち寄って、闇鍋的な、闇鍋って使わないですよね今はもうね。
―使いますよ闇鍋(笑)
皆が好きなものを取り揃えた結果、こうなっちゃったってことですねー。はい。特にだから、このキャラクターでこのターゲットを狙うとか、そういうことは全く考えないで作りました。そしたらこんな感じ。
―なので、本当にもっと一人一人の活躍が見たい!って多分思う方もすごく多いと思うので。ちなみに監督はお好きなキャラクターって?
えぇーーーー。レオ君ですかね、やっぱねーー。
―あ、そうなんだ。なぜ?
もうひたすら可愛いからですね。
―あははは(笑)
男しかいないんで、もう疲れてきちゃうんですよね。ずーっと書いてると。
―あっそうなんだ(笑)
はい。たまにレオ君が出てくるとなごむなーと思って。絵も華やかになるし。はい。
―そんな感じなんですね。
あの皆さんも是非是非そういうところとかもね、含めて見て、楽しみがあると思うので、見て欲しいんですが。
この作品のなかで面白かったのが、無限ハグとか純愛ときめきサイクリングとか、そういう“技”に近い名前が出てくるんですが、あれはどうやって決めてるんですか?
あーまぁはい、無限ハグはー、プリティーリズムというテレビシリーズの最初のシリーズで、男性キャラが出てきたんですけど、流れ的にどうしてもプリズムジャンプを跳ばなきゃいけないっていうときに、困って、でも無理やり考えたらそれになったっていう、なんとなく。でもあのはい。今でも結局その無限ハグを使ってるので、いいネーミングだったんだなぁって思いますけど。
どうやって考えるかって、それは出てきちゃったんでその時は。
―あ、そうなんだー
はい。純愛ときめきサイクリングは、ひたすらかっこいいジャンプ名ではなくって、なんかちょっと時代遅れでダサいけど、なんか胸に突き刺さるっていうのがプリズムジャンプの名前の付け方。そのー僕のお世話になってるプリズムジャンプをすべて考えてくれてるゲーム筐体のディレクターの加藤さん*11ているんですけど、その人の考え方に沿って、なんとなく真似してみて作ってみたって感じです。
―へえーー
はい
―そんな感じなんですね。
この作品のその、ときめきサイクリングのときに思ったんですが、映画的な、ご覧になった方はわかる、「(映画)E・T」っぽい!みたいなところとか
あっはっは(笑)
―あと、映画配給のドリームワークスさんのロゴっぽい、みたいな、なんかそういう隠してきな面白さがある。*12
いやーたまたまじゃないっすかねー
―たまたまなんですか(笑)
はいー。まねした気分は一切無いんですけど。飛んだところにたまたま月ありましたねー。
―あははは(笑)
はは(笑)
―そう、でもほんとにこの作品セリフも好きで、「そんなことではきらめきを放つことはできないぞ」っていうのとか。ものすごく「おお!すてき」っていう(笑)
へえーーーー
―脚本を書かれている監督は、そういうセリフとかって、どうやって書いてる?
んーーまぁそもそも、プリティーリズムというテレビシリーズの時に、「プリズムジャンプは心の飛躍」とか、そういうセリフがいくつかあったんですよ。そういう伝統に則ってきた結果がこれなんですよねー。
だから、不思議かと思われるかもしれないんですけど、僕らからするととても日常的に使ってたセリフだったっていうことです。なんか、だからそれが今になって結構色んな人に響いてるのを思うと、なんか、不思議な感じですねー。
でもその頃にいいセリフを作ってたってことなんでしょうね。
―うんうんうんうん。
でも先ほどからおっしゃってるように、20代30代のうだつの上がらない男の子たちに向けて。多分、今そういう子たちが増えてるのかもしれない。時代的に。
あーはいはい。
―だから、逆にそういう言葉が「おー!」って今こう響くっていう人たちが増えているっていうところの時代的なものとかもあるのかもしれないですね。じゃあ。
まぁでもそうですね。確かに世の中にはいっぱい楽しいことがあるっていうところを諦めてる人は多いかもしれませんね。
―うんうんうん
んー
―ではー、まだご覧になってない方は、アニメのプリティーリズム レインボーライブも合わせてご覧になると、すごく、さらに楽しめると思う。
ま、もちろんそうなんですけど、まず映画館に足を運んで見てもらって、あとで答え合わせで、気になったら見てもらえればいいと思うので。
まずは今のPRIDE the HEROを見て、通常上映を見て勉強して、応援上映を見て、でまた反省しながら通常上映を見て、さらに応援上映を見てもらえたらいいなぁと思います。
―うんうんうん。確かに。
じゃあ少なくとも4回は足を運んでいただければ(笑)
あ、まぁ、これが基本で、そっから練習で、それを3セットくらいやってもらえれば、10回、12回くらい見てもらえればいいんじゃないっすかね。はい。
―ほんとにまだまだ謎が残る終わり方をしているのとともに、もっとプリズムショーを見たい!って見てると思わせるので、是非!この続きを作って欲しいな!っと思いつつですね。
はい
―さぁデッキーの映画館恒例の最後の質問になります。
はい、恒例なんですね(笑)、はい
―監督がおすすめしたい映画を一本教えてください。
例えば自分が子供の頃にはじめて見た映画でもいいし、こういうアニメの監督になりたいなーって思った一本でもいいし、ただ単に自分がこの映画好きなんです、っていうのでもなんでもいいので、今一本頭に思い浮かんだのを教えてください。
あーー。
まぁ僕が多分、もう、回数を見たのは、あのーなんだっけ「逆襲のシャア」なんですよ、アニメで申し訳ないんですけど。
逆襲のシャアを僕は見たんですけど、そのときにファーストガンダムは見てたんですけど、Zガンダム、ZZガンダムってテレビでは見てない。で、逆襲のシャアを見たんですよ。まぁそのZZガンダムのあとの話が逆襲のシャアなんですけど、そのときに、なんだこれは?!って思ったんですけど。
ストーリーはなんとなくわかったんですけど、途中の出てくるワードとかが全然わからなくって、でも何回も何回も見てしまって、面白くて見てしまって。で、そのあとにビデオを借りてきてZガンダムからZZまで百本見なおした、っていうか見たんですよ。それで、ようやく逆襲のシャアで言ってたセリフとかシチュエーションがわかって、また逆襲のシャアを見るっていうのを繰り返した記憶があるので、もしかすると、キンプリってそれに近いんじゃないかなって、最近思ってます。
―うんうん
なので、まぁあのー、逆襲のシャアですね。僕はね。はい。後にも先にも。
―これはね、男性ファンはね、結構見たって方多いと思うんですが、女性ファンの方はそこはチェックしてなかったって方はいるかもしれないから、逆襲のシャアを。
そうですね
―そう、あらためて見ていただければな、と思います。
ということで今日はKING OF PRISM PRIDE the HEROから監督の菱田正和さんがこのデッキーの映画館に遊びにきてくださいました。
今日はありがとうございました。
ありがとうございましたー。またよろしくお願いしまーす。
(監督出演おわり)
いかがだったでしょうか?
今日はまず皆さんにKING OF PRISMという題名を知っていただき、そしてDVDなどで一作目のKING OF PRISM by PrettyRhythmを見て欲しいです。そうすると、このインタビューの内容がよりわかると思うし、そして監督がおっしゃっていた、新作映画の楽しみ方として、最初に普通に見て、応援上映を見て、また予習で見て、応援上映で声を出して、と、最低でも4回見て欲しいというのが、本当によくわかると思います。
応援上映での、映画のなかのツッコミどころ満載な部分を、劇場内のみんなと一緒に声を出したりする一体感は、あまり感じたことがない面白さだと思うし、ある意味で、いまどき珍しい、昔ながらの映画体験ができると言えるかもしれません。
映画館で、みんなが同じ楽しさを共有できるのがキンプリであり、こういうふうにして映画を楽しむ環境というのが整ったなかで、ちょうどうまく、それに合致するかたちで出来た映画だとも言えます。
是非、今までとは違う映画の楽しみ方を味わって欲しいし、それ以上にキンプリの世界にハマって欲しいです。
この映画、劇場版KING OF PRISM PRIDE the HEROは新宿バルト9、シネ・リーブル池袋ほかで公開中で、今月22日(7月22日)からユナイテッドシネマ新座でも公開がはじまります。
以上、新作映画を紹介いたしました。
Prizmmy☆ / 「EZ DO DANCE」MVダンスバージョン
*1:オーバーザレインボー、通称オバレ
*2:エーデルローズの前主宰のこと。プリズムショーの創立者ではない
*3:聞き取れませんでした
*4:エイベックス・ピクチャーズ 西浩子プロデューサー
*6:剣
*7:「劇場版プリパラ みーんなあつまれ!プリズム☆ツアーズ」2015年3月7日公開。プリティーリズムと後継テレビシリーズ作品のプリパラをつなぐ劇場作品。ルート分岐するのが特徴で、ルート4にはOver The Rainbowも出てくる。ルート4は金曜最終上映回限定の上映だったにも関わらず、他のルートの三倍の動員をたたき出したことからKING OF PRISMの制作にも繋がった
*8:前述のアテレコするシーンでのこと
*10:多分名前を出したらダメという意味かな、と思います